SNSを通じてタレント・堀ちえみ(58)のブログに誹謗中傷を繰り返し、偽計業務妨害の罪に問われていた東京・多摩市在住の中島早苗被告(48)が、22日までに控訴を取り下げたことが分かった。
中島被告は、懲役1年、執行猶予3年とした8月29日の東京地裁(一審)判決を不服として控訴していた。控訴審は23日15時から東京高裁で開かれる予定だったが、取り下げにより一審の有罪判決が確定した。
舌がん闘病中の堀ちえみに執拗な誹謗中傷
堀は2019年にステージ4の「舌がん」と診断されて以来、闘病生活を続けながら芸能活動を行っている。これに対し中島被告は、2023年4月から2025年1月17日までの約2年間にわたり、堀さんのブログへ「うそ八百」「顔が歪んでいる」「舌を引っこ抜かれたいのか」など、計1万6004件もの誹謗中傷メッセージをスマートフォンから送信し続けてきた。
公判では、被告が自宅周辺の商業施設でWi-Fi回線を使って送信を繰り返していたことや、定職につかず生活保護を受けていた事実も明らかにされた。中島被告は誹謗中傷などの客観的事実については概ね認めたものの、偽計業務妨害の容疑に関しては「(業務を妨害する)そのような意図はありませんでした」と否認していた。
一審の東京地裁は8月29日の判決で、「被告の刑事責任は重い」と指摘し、懲役1年、執行猶予3年を言い渡していた。
(zakⅡ編集部)
