【M-1優勝予想】エバース 悔しさ糧に今年は“ガチでエグいぞ” 完成度は圧倒的 昨年連覇の令和ロマンに通ずるものも/芸能/デイリースポーツ online

日本の漫才界が今、熱気に包まれている。2025年の漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」が、間もなく都内で開催される。この歴史的な大会は、テレビ朝日系で午後6時30分から放送される予定だ。今大会では、準決勝を勝ち抜いた9組のコンビに、同日午後に行われる敗者復活戦を経て選ばれた1組、合計10組が頂点を争い、漫才史に名を刻むべく全力を尽くす。

注目すべきは、昨年のグランプリで4位に終わった「エバース」。彼らは昨年、わずか1点の差で最終ステージに進めず、悔しい思いをした。この苦い経験が彼らをさらに強くし、今年の完成度は「ガチでエグい」と自信を持って言えるほど素晴らしいものだ。ヒューマンなコントラストを際立たせる佐々木隆史と町田和樹のコンビネーションが、準決勝では自身の強みを最大限に引き出して笑いをさらった。正統派のネタが引き込む力は圧倒的であり、昨年の準決勝で見た令和ロマンの優勝に通ずる感覚すら抱かせる。

決勝には、彼らの他にも強力な対抗馬が存在する。真空ジェシカはその凄まじいウケ量で決勝進出を確信させ、多くのファンが期待を寄せている。しかし、注目したいのは敗者復活組だ。歴史的な逆転優勝を果たしたサンドウィッチマンやトレンディエンジェルに続く可能性がこの大会には秘められている。準決勝で披露された「赤ちゃん漫才」を持つネコニスズは、特に多くの笑いを生み出しながらも決勝には進めなかったのだ。この衝撃的な事実は、観客やファンにとって意外であると同時に、充実した層の漫才師がこぞって揃っている状況を物語っている。

さらに、初決勝に挑むたくろうも見逃せない。元バンドマンのツッコミと、独特の挙動不審なスタイルを持つ赤木裕との掛け合いが生む活力は、何から何まで圧巻。大阪ではすでに名が知られた彼らは、昨年のバッテリィズ同様、大会に波乱をもたらす存在となる可能性を秘めている。

今回の大会は、令和ロマンが史上初の二連覇を果たして以来、最初の開催となるため、注目の集まることは間違いない。全コンビが持ち味を発揮し、観客を楽しませる中で、フラットな視点で楽しめる内容となることが期待される。果たして、どのコンビが栄冠を手にするのか、観衆の期待が一層高まっている。

盛り上がる日本の漫才界、エバースが持つ圧倒的な完成度と他の個性的なコンビたちは、今大会でどのような戦いを見せてくれるのか。この瞬間が、漫才ファンにとって忘れられない瞬間となることは間違いない。圧巻のパフォーマンスが観客を興奮で包み込む中、果たして誰がこの激動の舞台で笑いの頂点に立つのか。26日、すべてが明らかになる。