家族5人でオーストラリアに移住したタレントのSHELLY(41)が、物価高騰に直面し、悲鳴を上げている。近日、彼女はTBS系の「櫻井・有吉 THE夜会」に出演し、パースでの実生活の様子を公開。そこには、家族5人を養うための日々の苦闘や節約術がしっかりと収められていた。

彼女は、2019年に離婚した元夫との間に生まれた長女(9歳)と次女(7歳)、そして2021年に事実婚のパートナーであるカメラマンとの間に誕生した三女(3歳)を抱える母として、この移住を決意した。「子供の視野を広げたい」という強い思いでオーストラリアに家族を連れてきた彼女だが、現実は厳しい。特に最近の物価高が、生活を脅かす要因となっているのだ。

パースのスーパーマーケットでは、卵が約1000円に跳ね上がる様子が紹介され、いまや日本円の価値が円安により確実に影響を受けていることが鮮明に浮かび上がった。SHELLYは「買い物は全部、半額の時しか買わない」と断言し、節約に徹底的に努めている姿勢をアピール。さらに、駐車場探しまで徹底し、最も安いところや無料のスポットを必死に捜す姿が放送された。

特に衝撃的なのは、彼女が「海鮮がびっくりするくらい高い」と吐露したことだ。オーストラリアに移住して以来、魚を1回も食べたことがないという現実は、多くの視聴者に衝撃を与えただろう。彼女は節約のために、一度に大量購入して冷凍保存するなど、生活を切り詰める工夫をしているという。

SHELLYは、生活費の負担の増加についても触れ、「外食はかなり減った」と打ち明ける。特に、家族の収入の見通しが不透明な中で、貯金を切り崩して生活を支えているというのだから、その苦労は計り知れない。彼女は「小さなガマンがどこまでできるか」と、自問自答しつつも、ユーモアを交えながら「アハハッ!めっちゃ生々しいね」と笑い飛ばすその姿は、まさしくタレントならではの明るさを見せつけていた。

オーストラリア移住に伴う生活の厳しさは、ただの生活費の問題では終わらない。物価高に加え、育児や将来への不安が増す中で、家族の絆や今後の支出計画が試されることとなる。視聴者は、彼女の苦境を通じて、異国での生活が生み出す現実を再認識する機会を得たのではないか。物価高に対する悲鳴は、SHELLYだけのものではなく、多くの移住者が直面している共有の問題なのだ。

この緊急のニュースは、家族の生活だけでなく、オーストラリアに住む日本人コミュニティ全体にも影響を及ぼす可能性がある。今後、物価や生活スタイルにどのような変化が訪れるのか、SHELLYの発言に注目が集まる。彼女の努力は、ただの個人的な闘いにとどまらず、すべての移住者に共通する課題に挑む姿勢を示しているといえるだろう。オーストラリアでの生活が一層困難を極めている今、彼女の今後に、さらなる注目が集まるのは間違いない。