
2023年10月20日、東京で行われた映画「とれ!」の完成披露記念イベントで、主演女優の中島瑠菜(19)と共演者のまいきち(20)、そして監督のコウイチ氏が衝撃的な撮影体験を語り、観客を震撼させた。来年1月16日に公開されるこのホラー映画は、親友同士の女子高校生が心霊フェイク動画を撮影中に遭遇する恐怖を描いている。
撮影現場では何か超自然的な存在に対する証言が相次ぎ、特にまいきちの発言が観客の耳を引いた。彼女は、カフェのシーンにおいて、周囲に「何か」感じたと語り、共演者の和田雅成も同調。「邪悪な感じの存在」を感じ取ったという。まさに、映画の内容がリアルにプレイバックする瞬間だった。
さらに衝撃的なのは、コウイチ監督が披露したキャストたちの体験だ。皐月(まいきち)の家での撮影中、マイクに「絶対あり得ない位置」で女性の声が録音されていたというのだ。誰も存在しない場所からの声に、現場は一瞬凍りついた。音声担当者がその声を消去したため、詳細を知る者はいないが、まいきちは「なんで隠してたんですか?」とコウイチ氏を問い詰め、場内は笑いに包まれたものの、恐怖は薄れていなかった。
事実、このイベントはただの映画のプロモーションではなく、出演者たちの体験を通じて、視聴者に映画の恐怖を実感させる舞台となった。現場で感じられた異様な気配は、ホラー映画とは無関係とは言えない。不気味さとリアリティが交錯する中、「とれ!」の公開が待ち望まれる。
中島瑠菜は、この映画が彼女のキャリアの重要な一歩になると強調し、観客を映画館に呼び込むために最大限の努力を誓った。「これはただの映画ではありません。実際に感じる恐怖がここにあります」と彼女の言葉は、恐怖を体験する準備ができたかのように響いた。
このイベントで発表された内容から、映画ファンはもちろん、ホラー映画のファンにとっても目が離せない存在となった。映画「とれ!」は、ただのフィクションではなく、撮影現場の背後に潜む真実が、観客を恐怖の渦に巻き込む源泉となるだろう。
メディア関係者やファンからも寄せられる主演者への質問は、ますます彼らの体験を引き出そうとする戦いの場となっており、これからの展開に注目が集まる。2024年の公開日が近づくにつれ、映画界の新たなホラーの波がどう動くのか、目撃することができるのは興味深い限りだ。恐れるべきか、期待するべきか、すべては「とれ!」が描く恐怖のシナリオ次第である。