「戦う音楽」から「内省的な音楽」への変化が加速していった

1975年のニューミュージックとは一体何だったのか①

ニューミュージックの開拓者は吉田拓郎(C)共同通信社

 この連載も残すところ、あと4回。というわけでラスト4回は、いわゆる「総論」として、これまで見てきた「1975年のニューミュージック」とは、結局、一体何だったのか、をまとめてみたいと思う。

 その前にあらためて、そもそもの「ニューミュージック」の定義を確認しておく。

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