
2023年10月21日、カンテレ「マルコポロリ!」で、衝撃の発言が飛び出した。「エバース率いる!東京ニュースター芸人発掘SP」と題された特別放送では、若手芸人たちが持ち歌を披露する中、なぜか一際目立ったのが「家族チャーハン」のメンバー、江頭と大石だ。江頭は、名門・文学座に所属していた異色の経歴を持ち、さらには「行きません!」という驚愕の返答で、大物俳優・野村萬斎の食事招待を断ってしまったのだ。
その瞬間、スタジオは一瞬にして静まり返り、次の瞬間には爆笑の渦が巻き起こった。MCの東野幸治は「なんでや?!」と仰天し、視聴者も驚愕の声を上げた。江頭の大胆な行動は、ただの食事誘いを超え、彼自身の過去の苦悩を反映していたのだ。
江頭は、自身のキャリアについて語り、「僕が文学座にいたのは28歳まで。その後、29歳でNSC(吉本総合芸術学院)に入った」と自己紹介。俳優としての過去も明かし、シェイクスピア作品での役柄については、「逮捕される共産党員を演じたり、敵国の女王を乱暴したり…」と、難解な演技内容を軽快に語った。
ところが、驚くべきは彼が野村萬斎からの食事誘いを断った理由だ。「あの方のせいで、ずっと苦しかったんです」との言葉には、俳優としての厳しい練習や苦悩がにじみ出ていた。長い間のストレスから解放されるためには、その招待を断つことが唯一の選択肢だったのだろう。
この発言に、会場の笑いが沸き起こり、東野は再び「行け!行って!」と強く勧めるも、江頭は一歩も譲らなかった。その姿勢には、意外にも笑いの裏に潜む真剣な心情が覗え、観客は次第に江頭の人間味に惹きつけられていった。
また、江頭は狂言師としても活躍する野村萬斎との特別なエピソードを語り、そのセリフ覚えのサポートを行う中での苦労を打ち明けた。プロンプターとしての困難さや、教えるタイミングに四苦八苦した経験は、簡単に想像できるものではない。そして、このような経験が、彼に万斎の食事について再考させるに至った背景であるとも言える。
江頭の行動からは、ただの高学歴芸人としてのキャリアだけでなく、彼自身の信念や過去への思いが色濃く反映されている。大物俳優との関わりにおいて葛藤を抱えながらも、自身の道を貫く姿勢は、同業者たちにも刺激を与えるものだ。果たして、江頭は新たにどのような道を歩んでいくのか、注目が集まる。
放送は、大きな反響を呼んでおり、SNS上でも「江頭さんの心が痛い」や「高学歴芸人のプライドが垣間見えた」といった感想が相次いでいる。今後の江頭の活動には、さらに目が離せなくなりそうだ。吉本興業に身を置く彼の挑戦は、今後、どのような影響を業界に与えるのか、その動向が注視されている。
続報をお楽しみに。