オープンマリッジの限界? ヒカルと進撃のノアのスピード離婚から見えるもの

進撃のノア
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人気ユーチューバーのヒカルと進撃のノアが交際0日で結婚し、半年で離婚しました。オープンマリッジを導入しましたが、感情の変化やネットの圧力で関係が破綻しました。オープンマリッジは個人の自由を尊重しますが、社会的理解が不足していることが示されました。

人気ユーチューバーのヒカル(34)と進撃のノア(30)が、今年5月の「交際0日婚」発表からわずか半年で離婚を報告した。ヒカルは19日のYouTube動画で、離婚の経緯を冷静に語り、自身の非を認めている。ノアも20日のInstagram投稿で、笑顔の写真を添えて「自分らしくまた幸せの道探します」と前向きな心境を綴った。この出来事は、9月に宣言された「オープンマリッジ」――お互いが自由に浮気できる関係――が、夫婦の絆を維持できなかったことを示唆する。現代の結婚形態として注目されるオープンマリッジの限界だったのだろうか。

ヒカル

交際0日婚からオープンマリッジへ 短期間で変化した関係性

背景を振り返る。ヒカルとノアは、交際期間ゼロで結婚を発表し、世間を驚かせた。当初は祝福の声が多く、ヒカルは「理想の夫」として過剰に持ち上げられた。しかし、ヒカル自身が動画で告白したように、広まったイメージが彼に窮屈さを与え、結婚の重みを増大させたようだ。

1カ月、2カ月と経つうちに気持ちが揺らぎ、オープンマリッジを導入したのは、そんな状況下での試みだった。ヒカルは「僕が離婚したいと思った理由は、結論はユーチューブになってしまう」と離婚の理由を述べ、動画コンテンツとしての結婚が自身の本質と乖離した点を指摘している。ノアも、ヒカルの苦しみを理解し、離婚を受け入れたと明かした。

「自由」が逆に関係を複雑に オープンマリッジの落とし穴

オープンマリッジは、伝統的な一夫一婦制の制約を緩和し、個人の自由を尊重する形態として一部で支持される。しかし、ヒカルとノアの場合、導入からわずか3カ月で破綻した。理由の一つは、“ネット民の目”だ。ユーチューバーという職業柄、プライベートが常にコンテンツ化され、世間の反応が夫婦関係に影響を及ぼす。ヒカルが感じた「理想の夫」像のプレッシャーは、オープンマリッジでも解消されず、むしろ関係の複雑さを増したといえるのではないか。

感情の変化も大きい。ヒカルは当初の結婚意欲が薄れていく過程を語り、ノアも「横にいる存在が邪魔になる」との感覚を共有した。オープンマリッジは浮気の自由を許すが、根本的な信頼や絆の維持を保証しない。結果として、自由が逆に疎外感を生み、離婚に至った形だ。

SNSに広がる様々な反応 オープンマリッジへの世間の声

SNSでは、この離婚とオープンマリッジに対する反応が多岐にわたっている。以下に4例を挙げてみよう。

  • 「やっぱりヒカルさんとノアさんは離婚したのね。まぁ、そうよね。」という声がある。交際0日婚からオープンマリッジへの移行が、最初から不安定さを予感させるものだったという指摘だ。
  • 「進撃のノア とヒカル 離婚したんだね、やっぱり オープンマリッジよりお互いを一途に思うのが1番いいよね」という意見。オープンマリッジを否定し、伝統的な忠誠心を重視する視点が強い。
  • 「ヒカルと進撃のノアが離婚。『やっぱり…』『ノアさんが可哀そう』と思った。」という同情の声。ノアの立場を慮るものが目立つ。
  • 「ヒカルとノアの離婚殆どの人が予想してたことだよね。数字が欲しくて話題作りに結婚したんだろうな。」という懐疑的な反応。ユーチューバーとしてのパフォーマンスを疑うものだ。

これらの反応から、オープンマリッジは個人の選択として尊重される一方で、社会的な理解が追いついていない実態がわかる。ヒカルとノアのケースは、自由を追求する結婚形態が、感情の揺らぎや外部圧力に耐えにくいことを示す。結局、オープンマリッジは万能の解決策ではなく、夫婦の成熟度や環境次第で限界を迎える可能性が高い。2人の今後の歩みが、結婚の新しい方向をいろいろ教えてくれるのかもしれない。

■ヒカル 1991年5月29日生まれ。兵庫県出身。高校卒業後、工場勤務や月に2000万円を売り上げたこともあったという情報商材ビジネスを経て、2013年、ユーチューブでゲーム実況チャンネルを開設し、ユーチューバーデビュー。2016年に現在のメインチャンネルを立ち上げた。「祭りくじ」の闇を暴く動画などが有名。

私生活では、2022年3月には人気アイドルグループ「乃木坂46」元メンバーの松村沙友理と、2024年4月には、女優の内田理央との熱愛が報じられたが、いずれも後に破局が報じられた。今年5月には、トップキャバ嬢社長の進撃のノアとの「0日婚」を発表した。

■進撃のノア(しんげきの・のあ) 1995年1月12日生まれ。大阪府出身。15歳でニュージーランドの高校に単身留学。帰国後、大学に進学し、伝説のキャバ嬢の立花胡桃の自伝「ユダ」をきっかけにキャバ嬢を志し、大学を中退。大阪ミナミでキャバ嬢デビューし、北新地の店舗に移籍した。

エースグループでは、23歳にして年収2億円を稼ぐなどトップキャバ嬢に上りつめ、現在は、経営側に回っている。

(zakⅡ編集部 圭拓海)