原田悠里、まさに新たな挑戦の幕開け!60枚目シングル「運試し」発売で世代へのエールを発信!

歌手原田悠里(70)が、今月新たに60枚目のシングル「運試し」をリリースした。この記念すべき楽曲は、同世代の人々に勇気を与える応援歌として制作されており、原田は「私たち世代にエールを届けたい。一緒になって腕を振り上げてもらいたい」と熱い思いを語った。彼女の声には、60という数字の重みを軽やかに跳ね返す力強さがある。

「還暦になった気分」と自らを笑い飛ばす原田は、この記念すべき瞬間を前向きに捉えている。「えっ、60枚目?みたいな感じ。運試しが続けられるなんて、まだ運が残っていたんですね」と、彼女の笑顔は明るく、視線の先には彼女自身のさらなる高みがあることを感じさせた。

経験豊富な大ベテランでありながら、その雰囲気は実に若々しい。原田はこの27年間、週2~3回ジムに通い、自身のコンディションを維持する努力を怠らず、「デビューから身長と体重は変わっていない」と胸を張る。その姿勢は、厳しい芸能界で「毎回が運試しのような世界」に身を置き続けながら、しっかりと戦ってきた彼女自身の証でもある。

2023年は、彼女にとって大きな変遷の年である。北島音楽事務所から独立し、昨年には古希を迎え、40年を迎えるデビュー以降の節目が続く。この新たな段階において、「年齢を重ねても引いてはいけない。前に進もう!丸くならず、とんがっていこうよ」という強いメッセージを発信している。

長いキャリアを振り返りつつ、原田は「世の中にアピールできた作品は数知れないが、もっと頑張れたはずだ。こんなにもチャンスをいただけたのに、自分を返しきれていない」と自身の反省を口にする一方で、「やり残したことがたくさんあり、まだまだ伸びしろがあると思っている。もっと良い歌を歌える自信もある」と語り、彼女の音楽に対する情熱は衰えるどころか、新たに燃え上がっていると感じられる。

彼女は今、ギラギラとした目で未来を見据え、「新しいことを身に付け、新しいものを届ける覚悟がある。体も心も元気な限り、最後まで頑張り続ける気迫で行く」と、自身への挑戦を惜しまない気持ちを表現している。

原田悠里(はらだ・ゆり)は、1954年12月23日生まれ、熊本県天草市出身。鹿児島大学教育学部音楽科を卒業後、公立小学校の音楽教師を経て北島三郎一門に加入。1982年に「俺に咲いた花」でデビューを果たし、代表曲には「木曽路の女」や「津軽の女」がある。NHK紅白歌合戦には3回出場し、日本レコード大賞では優秀作品賞を2度、金賞を4度獲得している。歌謡浪曲においては二葉百合子に師事し、2023年には独立。彼女の血液型はA型である。

原田悠里の音楽は、今やただのエンターテインメントにとどまらず、多くの人々に勇気を与えるメッセージとして響いている。60枚目のシングル「運試し」は、その象徴であり、彼女自身が未だに成長し続ける姿を貫いた結果である。この新たなスタート地点から、彼女は再び音楽界に旋風を巻き起こすべく、力強く歩みを進めている。